真宗大谷派 教師試験検定について

真宗大谷派の教師試験検定について、自分自身の経験をもとにまとめていきたいと思っています。

試験勉強についてー3ー

前回の続きになります。

 

5 1ヶ月前〜2週間前

この時期は「大乗の仏道」「浄土の真宗」「真宗の儀式」「真宗大谷派宗憲・宗教法人法」のテキストを過去問と照らし合わせながら読んでいました。全てのページを読むわけではなく、過去問に出題されている箇所を重点的に読み返す期間としていました。

ポイントとなる部分を自分なりにまとめたり、暗記が必要な部分を何度も書くこともしていました。

正信偈の念仏と和讃については、CDを聴きながら同じように読めるようになるまで何度も練習しました。

 

6 2週間前〜直前

①ひたすら過去問演習

②オンライン学習会参加

③最後の追い込み

 

①ひたすら過去問演習

これまでは過去問を見ながらテキストを読むまででした。2週間前からは、とにかく過去問の解答を考えて(わからないものはテキスト等で調べて)実際に書くことをしました。

2冊で全12回分あり、かなりの問題数でしたが、やはり実際に書くことで理解が深まったり、記憶に残ったと思います。もう少し早く取り組んでも良かった気もしますが、過去問に解答がついていないため、自分の理解が深まっていないとそもそも答えられない、というのが難しいところでした。(解答付きの過去問があれば良いのに、と何度も思いました)

 

②オンライン学習会参加(試験1週間前の2日間)

京都教区主催の教師試験検定準備学習会に参加しました。過去問題の解説を中心に、教化以外の4科目について、4科目×90分×2コマの計720分のオンライン学習を行いました。要点を押さえたわかりやすい講義で、これまで自分一人で学習を進めていたために、曖昧だった解釈の部分やテキストのわかりにく表現などを、丁寧に解説してくださいました。

科目によっては、抑えるべきテーマなどをわかりやすく項目立てして伝えてくださいました。

 

③最後の追い込み

学習会から残りの1週間は、学習会で示されたポイントを明らかにすることと、ひたすら過去問に取り組むこと、読経の練習を行いました。

この辺りで、やっと仏教学や真宗学の全体像が見えてきた感じがしました。過去問を解きながら「この年のなら受かるかも!?」と自信を持ち始めることができました。

初めの頃は、読めさえしなかった語句の読み方と意味がスラスラと出てくるようになった時の嬉しさは今でも鮮明に覚えています。

 

試験勉強や対策については以上になります。3ヶ月程度、ほとんどこの試験のことだけを考えて生活していました。

私は、1日に2〜5時間ほどの学習時間を取ることができる環境だったため、3ヶ月あれば受かるというわけでもないと思います。

過去問を見て、自分自身の理解度をもとに、逆算していくと良いかもしれません。

 

次回の記事で、試験に向けたポイントをまとめたいと思います。